ポストマンズ・パーク (Postman's Park)
ヴィクトリア朝の陶製タイルが並ぶシティの小さな庭園。それぞれのタイルは、他人の命を救って亡くなった名もなき人々を讃えている——無料で静かな、セント・ポール大聖堂から徒歩2分の場所。
1880年、かつての教会墓地跡地に公共庭園として開園したこの小さな公園は、近くにあった旧中央郵便局の職員たちの昼食スポットとして人気を博したことからその名がつけられました。
本当の見どころは、ヴィクトリア朝の芸術家G.F.ワッツが1900年に依頼した「英雄的自己犠牲の記念碑(Watts Memorial to Heroic Self Sacrifice)」で、屋根付きの回廊に釉薬をかけた陶製の銘板が並んでいます。それぞれが、見知らぬ人を救おうとして亡くなった平凡なロンドン市民について、短く飾らない言葉で語っています——溺れる子ども、家事、暴走する馬など。
戦没者記念碑や著名人の記念碑とは異なり、ここに刻まれた名前はすべて、他に公に記憶される理由を持たなかった人々のものです。これらのタイルこそが、こうした人々の多くが今も記憶されている唯一の理由なのです。
穴場と言われる理由
建物の陰に隠れ、シティの賑やかな通りからすぐ外れた場所にあるため、オフィスワーカーの昼食スポットとしての評判もあって、ほとんどの観光客はこの記念碑の存在すら知らずに入口を通り過ぎてしまいます。
行き方
King Edward Streetにあり、セント・ポール大聖堂から徒歩2分、セント・ポールズ地下鉄駅の近くです。