悪魔の柱(コロンナ・デル・ディアヴォロ)
中世のバジリカの外に立つ、途切れたローマ時代の柱。地元の言い伝えでは、2つの穴は悪魔の角が突き刺さった跡だとされている。
ミラノ最古の教会の一つ、ロマネスク様式のサンタンブロージョ聖堂のすぐ外に、ローマ時代の大理石柱がひとつ、ぽつんと立っている。上部近くには、はっきりと見える2つの穴がある。地元の伝説によれば、これは悪魔自身が残したものだという。聖アンブロジウスを誘惑しようとして失敗した悪魔が怒り、聖人に突進したものの外し、その角をそのまま石に突き立ててしまったというのだ。
物語は伝説だけでは終わらない。地元の人々によれば、穴に耳を押し当てると地獄のかすかな物音が聞こえ、硫黄の匂いさえ感じられるという。試す勇気があるかどうかはさておき、この柱自体は本物のローマ時代の遺物であり、おそらく以前の建物から転用されたもので、何世紀も同じ場所に立ち続けている。
柱は聖堂前の広場に直接立っており、通り過ぎる人なら誰でも目にできる——ただ、それを探して見るべきだと知っている人がほとんどいないだけなのだ。
穴場と言われる理由
特定の由緒ある記念物というより、たまたま残った建築の断片のように見えてしまうため、聖堂を訪れる多くの旅行者は、自分が何を見ているのかに気づかないまま通り過ぎてしまう。
行き方
サンタンブロージョ聖堂の正面、サンタンブロージョ広場に立っている。最寄り駅:サンタンブロージョ駅(M2線、緑色ライン)。