カルメルの要塞跡(Bunkers del Carmel)
内戦時代の高射砲陣地跡が丘の上にあり、今ではバルセロナ随一の360度パノラマスポットに。地元の人が本当に夕日を見に来る場所です。
標高262メートルのトゥロ・デ・ラ・ロビラの頂上には、1938年に建設されたコンクリート製の砲台跡が今も残り、バルセロナで最も見晴らしの良いパノラマスポットとなっています。街全体、海、そしてコルセロラ山地まで一望でき、博物館の壁や有料テラスに視界を遮られることもありません。
この場所はスペイン内戦中、空爆からバルセロナを守るために建設されました。戦後、行き場を失った家族たちが放棄された兵舎を非公式の居住区「バリ・ダルス・カノンス(大砲の街)」に変え、1990年まで存続しました。今日訪れる人が上るコンクリートの土台は、この2つの歴史の名残です。
現在はバルセロナ市歴史博物館(MUHBA)が文化遺産のひとつとして管理しており、無料・屋外で自由に見学できますが、2023年以降、周辺住宅街からの苦情を受けて夜通しの開放は行われなくなりました。
穴場と言われる理由
地下鉄駅から案内表示が一切なく、住宅街の坂道を実際に上る必要があるため、初めて訪れる旅行者の多くは、バルセロナ随一のスカイラインの眺めが有名建築物のどれでもないことに気づきません。
行き方
最も分かりやすいルートは、地下鉄アルフォンス・デセ駅またはジョアニック駅(L4線)からスタートし、カルメル地区の急な住宅街の坂道を上ります。徒歩15〜20分ほど見ておくと安心です。坂道が苦手な場合は短時間のタクシー利用もおすすめです。